- 投稿 更新
- 過去ログ - ADHD特徴あるある
この記事の最終更新日は 2020年10月28日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
先日の定期受診で先生から褒められました!
人から褒められるなんて、ホント久々。
ADHDと診断される前から、「ADHDの特徴を補うために、工夫してきた5つの方法」をお伝えします。
メモ魔になる
短期記憶や要点をまとめることが、大の苦手なミムラ。
小学生の頃、自分は話の要点をまとめるのが大の苦手であることを知りました。
みんなはメモも取らずに、先生の話の要点をまとめ、伝えることができるが、ミムラは全くできず、頭は真っ白、先生に出来なさをみんなの前で指摘され、大恥かいた経験があります。
そこから、「クラスのみんなに後れを取らないためには、どうしたらいいのか?」8歳のミムラは考えました。出した結論は、とにかく「メモ魔になる!」こと。
とにかく、書く!書く!書く!!
この方法は今も健在。
しかし、メモを取ったことすら忘れてしまうので、メモは毎日使うファイルに挟んでおき、朝、ファイルを開くとメモが目に入るようにしています。
前日のうちに翌日の伝えたいことリストを作っておく
前日の出来事すら忘れてしまうミムラ。
「明日みんなに伝えよう!」と思っていても、大半を忘れます。
で、伝えるべきことを伝えられず、ひんしゅくを買うことも多かったのです。
なので、忘れる前に「伝えたいことリスト」を作っています。
それでも忘れてしまったりするけど・・・"(-""-)"
リストを作るようになって、伝え忘れが激減しています。
理解できない時は、納得できるまで確認する
人の話というのは、ほとんどが伝わらないそうです。(ある研修で講師がそう言っていた)きちんと理解できている人というのは、実はごく一部なのだそうです。
ミムラは相手が話す内容をそのまま受け取ってしまい、言葉の裏側の思いまでくみ取れないことが多く、間違った解釈をしやすいです。
話の先を予測し、行動するなんて芸当はハッキリ言ってできません。
逆に出来る人のことがまったく理解できない。正直、神業としか思えないんですよ。
自分が受け取った内容が、相手が伝えたいことと一致しているか?確認する必要があります。じゃないと、後からお叱りを受けてしまうからです。
相手の話が理解できなかったら、「ごめんなさい。理解できないので、もう一度〇〇の部分を説明していただけますか??」と正直にお話するようにしています。
で、自分の解釈が合っているか?「〇〇と解釈しましたが、よろしいですか?」と相手に確認を取るようにしています。
面倒くさいですが、ここまでする必要があるんですね。
これまで、自分の解釈が間違っていたり、相手の思いがくみ取れず、何度となくお叱りを受けてきました。
わかったふりをしてると思われたことも、幾度となくあります。わざとじゃないのに、そう思われるのは、やっぱり悔しい~!!のです。
具体的内容の行動リスト作成し、後回し癖をできるだけ回避する
要は、日常の「やりたいこと・やるべきリスト」作りです。
だた項目だけを書くだけじゃない、「具体的内容や方法も書く」というのがミソ。
1.やることの項目を書く
2.やることの具体的内容・方法をできるだけ細かく書く。それも、いつまでにという「期限付き」で書く。
3.目標達成したら、横線で消す
4.横線で消されていくリストを見直しながら、(・∀・)ニヤニヤする
ここでのポイントは「紙に書きだす」ということ。
面倒くさいけど、いちいち紙に書く方が記憶にも残り、目標も達成しやすい。
パソコンに入力して、印刷かけてみたこともありますが、どうもいまいち頭に入っていないし、達成できないし効率が悪かったです。
紙に書き出すことで頭の中が整理され、具体策により行動しやすくなります。
しかも期限付きで、線で一つ一つ消されていくリストは、小さな達成の集まりであり、達成感という「快感を感じることのできる」もので、自分が(・∀・)ニヤニヤできる!と知っているからこそ、続いているのだろうな・・・と思うのであります。
必要なものは常に肌身離さず
自分が出先で使う必要な物ってありますね。
その物は人それぞれだと思いますが、忘れ物が多いというのもADHDの特徴の一つ。
小学生の頃は、忘れ物をするなんて「恐ろしいこと」でした。
ミムラの担任は恐ろしく怖いおばちゃん先生で、ミムラはよく叱られた記憶があります。
特に小学生の頃って「忘れ物係」とか、いちいちチェックする余計な係が存在したものです。しかも一覧表にするもんだから、たちが悪いよね。
ミムラの忘れ物の多さがばれちまう・・・(笑)
で、必死に考えた方法が「必要な物は常に肌身離さず」という方法!
●未使用のハンカチ・ポケットティッシュ⇒ランドセルのポケットに入れておく
●米飯給食用のお箸とスプーンのセット⇒給食で使ったら、学校で洗って鞄の中に入れっぱなし
●給食で必ず残してしまうパンの持ち帰り用ビニール袋⇒売っている袋ごと(30枚入りとか)鞄に入れっぱなし
●水着は2着用意⇒仮に持ち帰るのを忘れても、家にもう一着予備があるという安心感
ここまでくると正直笑われるレベルだが、関係なし!
中学生になると、更に入れっぱなし、置きっぱなしはエスカレートしていきます。
●頭痛・鎮痛薬、腹痛の薬、カットバンなど
●米飯給食用お箸とスプーンのセット+割り箸数本⇒鞄に入れっぱなし
割り箸まで追加し、仮に箸セットを家に置き忘れても、割り箸がある!
さすがに中学生ともなれば、忘れ物をしても他のクラスの友達に借りるとか、いろいろと方法考えるし、忘れ物係もいないし、案外気楽♪
この「必要な物は常に肌身離さず」の方法が、今の今でも続いているという現実。
例えば・・・
●印鑑、通帳、カード
●ハンカチとポケットティッシュ
●生理用品
●頭痛・鎮痛薬・鼻炎薬
無いと自分が困るものは、常に持ち歩いています。このスタンスは40年経った今も全く変わっていません。
特に、東日本大震災時にこの経験がとっても役に立ったもんだから、余計にやめられない状況です。
この「肌身離さず」の話を先生にしたら笑われましたが、子供の頃から自分なりの工夫をしていたことに驚かれ、そして褒められました。
人に褒められるって大人になるとなかなかないし、特にADHDの特徴を指摘され、注意されることの方が多いから、正直本当に嬉しかった!というのが本音です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ADHDの特徴に苦労している側としては、面倒でもメモをとったり、リスト化したりと工夫することで、小さな達成感を得ながら、物事をこなしていくことが大切と考えます。
「ADHDだからできない!」では悲しすぎます。
自分なりの方法を見つけながら、楽しんで仕事や日常を送りたいものです。
ぜひ参考にしていただき、自分に合ったやり方を見つけてもらいたいと思います。