この記事の最終更新日は 2021年3月28日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

新型コロナウイルス感染死者中国SARSを超えた!抗ウイルス薬、希望の光となる?

 

新型コロナウイルス感染拡大に対して、日に日に危機感が大きくなる今日。

 

新型コロナウイルス感染による中国本土の死者SARSを超えたとのニュース。また、タイからは抗ウイルス薬の治療により、患者が劇的回復を遂げたとの希望のニュース。

 

生死を分けたニュースに危機感と希望とが入り混じっています。

これまでの、新型コロナウイルスについての情報をまとめたいと思います。

 

目次

新型コロナウイルス感染死者中国SARSを超えた!抗ウイルス薬、希望の光となる?あらためてSARSをおさらい

 

SARS(重症急性呼吸器症候群)について

新型コロナウイルス感染死者SARSを超えた!抗ウイルス薬、希望の光となる?あらためてSARSをおさらい

 

 

2002年11 月〜2003年8月に中国を中心に8,096人で、うち774人が死亡。

 

潜伏期:2〜10日、平均5日

・発病第1週:発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など、突然のインフルエンザ様の前駆症状で発症

・発病第2週:非定型肺炎へ進行。咳嗽(初期には乾性・乾いた咳)、呼吸困難

 

2週から下痢の症状もみられるが、人によっては1週から下痢症状がある人もいた。最大70%の患者が、血液や粘液を含まない大量の水様性下痢(水のような便)を発症した。

 

発症者の約80%はその後、軽快。なかには急速に呼吸促迫と酸素飽和度の低下が進行し、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)へ進行し死亡する例もあったとのこと。

 

 

・治療法:根本的な治療法はないが、抗菌薬を使った治療を行う。

 

・感染拡大の防止:早期検知、即時隔離、接触者の自宅隔離(検疫)以外に、有効な予防法はない。

 

・感染予防策:手洗い、うがい、マスク着用、体力や免疫力の増強、人混みへの外出を控えるなど、一般的な感染予防対策となる。

 

 

SARSの症状を見ていると、今回の新型コロナウイルスの肺炎は、SARSが進化を遂げた姿のようにみえます。SARSよりも感染力が強く、手ごわい印象。

 

甘く見てはいけないですが、冷静な目で、正確な対応が求められる状況ですよね。パニックにならず、冷静に怖がることが大切と感じます。

 

 

 

新型コロナウイルス感染死者中国SARSを超えた!抗ウイルス薬、希望の光となる?現在の世界の感染状況

 

中国での新型コロナウイルス感染状況はどうなっているのでしょうか。

 

 

感染者は2829人増えて、計1万7205人になったそう。さらに2万1558人に感染の疑いがあるとのことで、どんどん感染が広がっている状況です。

 

中国での新型コロナウイルス感染による死者の数も増加しています。

 

中国政府は本日3日、湖北省と重慶市で新たに57人が死亡、中国内の死者は361人(前日2日は304人)に達したと発表しました。

 

 

また昨日、中国以外で初めての死者も確認されました。

フィリピンの保健当局は2日、中国武漢市から旅行で訪れていた44歳の中国人男性が、新型コロナウイルスによる肺炎で1日に死亡したと発表した。男性は、香港を経由して入国し、フィリピンのリゾートセブ島などを訪れていたという。

 

また、男性はフィリピンで最初に感染が確認された38歳の中国人女性と同行していてこの数日、容態が安定し回復の兆しを見せていたが、その後、急変し亡くなったという。

 

新型コロナウイルスの感染により、中国本土以外で死者が出たのは初めて。これを受けフィリピンは2日、香港とマカオを含む中国からの訪問者について、フィリピン国民と永住権を持つ人以外は入国を一時的に禁止すると発表した。

 

引用元:Yahooニュース

 

 

日に日に増加する新型コロナウイルス感染に対し、各国とも対策を強化しています。

 

 

<2020年2月2日までの情報>

・シンガポールと米国は31日、中国を最近訪れた外国人旅行者の入国を禁止。米アップルは9日まで、中国本土の全店舗や窓口を閉鎖すると発表。

 

・オーストラリアは1日、中国本土から渡航する外国人の入国を禁止すると発表。豪市民や永住者とその家族、適切な防護装具を着けた旅客機乗務員らは対象外。

 

・中国東部・浙江省温州市は2日、住民の移動を制限し、道路を封鎖。

 

・韓国政府は2日、新型コロナウイルス感染症の発生地である武漢など中国・湖北省を2週間以内に訪れた外国人の入国を4日から禁止することを決定。

*入国禁止対象を中国全域ではなく湖北省訪問・滞在外国人に限定しているため、防疫の実効性が低いと指摘されている

 

 

新型コロナウイルス感染死者中国SARSを超えた!抗ウイルス薬、希望の光となる?2種類の抗ウイルス薬は救世主となるのか?

 

まずは、今日の驚きのニュースがこれ。ガセネタでないことを祈る。

【AFP=時事】タイ保健省は2日、新型コロナウイルスに感染した中国人女性(71)に、インフルエンザとエイズウイルス(HIV)の治療に使われる抗ウイルス剤を混合して投与したところ、症状の劇的な改善が見られたと発表した。

 

医師のKriengsak Attipornwanich氏は保健省の定例記者会見で、医師らがこの中国人女性患者にこれらの混合した薬を投与したところ、48時間後の同ウイルスの検査で陰性となったと発表。

 

「陽性だったコロナウイルスの検査結果が48時間で陰性になった」「患者は消耗していた状態から、12時間後にはベッドで起き上がれるようになった」と述べた。

 

引用元:Yahooニュース

 

まずこの記事を読んで思ったこと。

 

「なぜにインフルエンザとエイズウイルスに使われる、抗ウイルス薬を投与しようとなったのか?そこまでの過程を知りたい」

 

「なぜにインフルエンザとエイズウイルスの2種類の抗ウイルス薬だったのか?この2種類でなければならなかった理由」

 

新型コロナウイルス感染死者中国SARSを超えた!抗ウイルス薬、希望の光となる?2種類の抗ウイルス薬は救世主となるのか?

エイズウイルスってこんな形らしい・・・タコみたい。

 

 

ああ~めっちゃ気になります!!

 

細胞や遺伝子レベルの話になるのだろうから、ちょっと調べて分かるもんでもない。タイの先生や医療グループの人たち、どこかで説明してくれないかなあ。

 

 

でも、このニュースはひとつの希望でもあるので、各国の研究者なのか医療関係者なのかはわからないけど、どこかの分野では検討に入ってる?のかもしれませんね。

 

ただ、日本は新しいことを始めるのに時間がかかるので(ある意味慎重である)、一か八かみたいな人体実験的なことにはOKはでないのではなかろうか、たぶん。

 

 

今回の抗ウイルス薬の投与が功を奏した、という話はすごいと思うけど、今の段階ではまだ現実的ではありません。

 

ですから私たちは、手洗い、手指消毒、うがい、マスクの感染予防策を継続していきましょう。

 

 

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