この記事の最終更新日は 2021年4月11日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

犬の下痢や嘔吐時の絶食方法と実際の状態と経過

 

愛犬がよく嘔吐(吐く)するんだけど大丈夫かな?

調子を崩すとすぐ下痢をするんだけど、すぐに病院に連れていく必要がある?

嘔吐や下痢をしてるけどすごく元気。こんなときは様子をみてもいいの?

 

この記事は犬が下痢をした、嘔吐した、という時の絶食方法、状態観察のポイント等を知りたい方へ向けて書いています。

 

 

「犬の下痢や嘔吐時の絶食方法と実際の状態と経過」というタイトル通り、愛犬ゆず子さんの体調がいまいちでした。

 

その時の絶食方法や、経過も記事にしていますので、参考にしていただければと思います。まずは慌てず騒がず、愛犬の様子をよ~っく観察することから始めてみましょう!

 

目次

犬が下痢や嘔吐してる!どこをみる?受診のタイミングは?

 

観察のポイントと受診について

・いつもと比べて違うところはありますか?

体温、表情、活気、息使い、動き、食欲、便の状態、嘔吐、吐き気、クンクン啼く、など

 

明らかに元気がなくぐったりしている、水を飲まない、血便がある、何十回も頻回の下痢や嘔吐があるなどの場合は、すぐに受診しましょう。

 

 

動きが変わりなくそこそこ元気そう、水が飲めている(脱水予防のためここは重要)、下痢や嘔吐の回数が1~2回で少ないときは、少し様子をみてもよさそうです。

 

ただ、飼い主の都合ですぐに受診できない、夜間帯の受診が難しい、病院が休みになる、などの場合は、軽症でも診てもらうと安心です。タイミングは逃さずに。

 

 

 

犬の下痢や嘔吐時の実際の絶食方法!絶食と絶飲食は違うからね!!

 

「絶食」というと、飲まず食わずという印象を受ける方もいるかと思いますが、絶食は食物を摂らないことです。水分は摂りますのでお間違えのないようにお願いします。

 

水分も摂らない場合は「絶飲食」となり、口から食べ物や飲み物が摂れないので、点滴など別の方法が必要になります。

 

 

ゆず子さんに行った実際の絶食方法について

ゆず子さんは朝夕の2回食にしています。

この食事の回数を1回減らすか、2回とも抜きにします。

絶食ですので、お水はいつでも飲めるようにセットしてあります。

 

 

ここでお話しておきたいことは、これまで一緒に生活してきた13年の間のなかで、「同じような状態が何度かあった」ということです。

 

そのたびに獣医師にみせて、指示に従い、絶食の経験がありました。その経験の積み重ねがあった上での絶食方法です。

 

絶対はありません。愛犬の状態をよく観察して、不安だったり、受診するタイミングだと判断したときには躊躇なく受診してくださいね。

 

 

では次に実際の絶食中のゆず子さんの状態をみていきましょう。

 

 

愛犬ゆず子さんの様子と体調について

・9/19夜中のゆず子さん

日にちが変わった夜中から、愛犬ゆず子さんがリビングをウロウロ・・・。

 

なんか落ち着かない様子なんですが、たまにこういうことはあるので、「クンクン」啼かなければ放っておいてます。

 

「はよ寝なさい!」って、ミムラは寝てしまったんですが、早朝バイト女の娘が起きていくと、あらら~下痢してましたとのこと。

 

 

・9/19朝のゆず子さん

トイレには粘液に近い下痢便があり・・・

 

ゆず子さんはトイレにウ〇コがあると、オシッコを失敗するんですが、案の定リビングの絨毯の上にしてしまっていました。

 

まあ、これはしょうがないことなので、だまって後始末をすることに・・・。

 

とりあえずは元気そうで、リビングをパタパタ走り回っていたので、朝のエサはいつもよりやや少な目にしてあげることにしました。

 

自宅にいる息子さんに、下痢してることを伝え、嘔吐や便の状態に注意してみているよう、お願いして仕事に出かけました。

 

 

・9/19昼過ぎのゆず子さん

仕事から家に戻ると、リビングで眠っているゆず子さんの姿がありました。ミムラが帰宅したことには気づかず、ぐっすりです。

 

聞くと、下痢は続いており、粘液便を絞り出すようにしているとのことでした。

下痢特有の出そうで出ない「渋り腹」状態のようです。

 

嘔吐はしておらず、水分摂取はできているとのことだったので、血便でなければ様子をみることにしました。

 

 

・9/19夕方~夜のゆず子さん

熱はなさそうだし、そこそこ元気はある。水分はしっかりとっています。

下痢の量も徐々に少なくなってきており、血便はなし。

 

夜は絶食にして様子をみることに決めました。

 

エサの時間になると「エサくれや!」のいつものおねだりが始まりましたが・・・。

そこは可哀そうだけど我慢です~(´;ω;`)ウッ…

 

おねだりしても無駄!?と思ったのか、体調がそうさせたのかはわかりませんが、意外とあっさり引き下がってくれて、ミムラもホッとしました。

 

自分の寝床でグーグーいびきをかいて寝始めてくれました。

 

 

・9/20朝のゆず子さん

寝床のバスタオルの上に嘔吐?したようです。胃液のように透明だったとのこと。

リビング中に嘔吐した匂いが充満してまして・・・。

 

娘の判断で朝も絶食となりました。

追記:飼い主・ミムラも絶不調で寝てました。

 

 

・9/20昼過ぎのゆず子さん

寝床でぐっすり、なんとな~く力無い感じです。

表情が元気ないんですよね。

 

それでも、しっぽをパタパタ振ってくれてます(笑)

うう~ん、どうしようか。やっぱり、病院に連れていこうかな。

 

午後の診療は夕方から始まるので「夕方までの状態で受診するか?」判断することにしました。

 

とりあえず、水は飲めてる、朝以外は嘔吐はなし。

下痢もしていない、というか絶食してたので出るものがない!というのが本当のところでしょう。

 

ここまでくると、かなり胃腸を休めることができたはず!(と思いたい)

心配なのは、ずっと寝ていること。

 

 

・9/20夕方のゆず子さん

むくっと起き出して、リビングをウロウロし始めました。

ちょっと元気が出てきたのかな?

 

水を勢いよく「ゴクゴク」と音を立てて飲み始めました~!

もしかして大丈夫かも♪って思えた瞬間です。

 

ミムラのところに寄ってきて、いつもの股の間に入って横たわったり、お尻をミムラの体の一部に押し付けてくっついてきたりと、いつもの行動が出てきました。

 

水を勢いよく飲んだけど、嘔吐することもなく、ひたすらミムラに寄り添ってきます。

 

これなら大丈夫かなあ・・・と判断し、病院へいくのは止めにしました。

夜のエサはお湯でふやかして、量もいつもの1/3程度にして与えました。

 

ペロリ!!

 

お皿までピッカピカに舐めて綺麗に食べてくれましたよ。

そのあとは、寝床でぐっすりです。

 

 

・9/21朝~昼のゆず子さん

夜中に嘔吐や下痢をすることなく眠れていた様子です。

エサはふやかすことなく、やや量を減らしていつも通りあげてみました。

 

とりあえず、嘔吐なし。下痢なし。

リビング内をいつも通りにウロウロしてます。

 

胃腸の不調から元気になった愛犬ゆず子さん

タオルをムチャムチャかじったり、引っ張ったり。いつものように遊び始めましたよ♪

 

 

ミムラの昼食のペペロン・チーノのキャベツをおねだりし、元気いっぱいな様子です。これで大丈夫ですね。

 

が!!

 

ゆず子さんのおならがめっちゃ臭い(笑)

朝起きたらリビング中、ゆず子さんのおならの匂いが充満してる(笑)

 

昼を過ぎても、おならは臭い!!

でも、元気そうなので良しとしましょう。

 

今ですか?

一通りウロウロ、おねだりなどいつもの動きをしてから、いびきかいて寝てますよ(笑)

 

 

 

犬の下痢や嘔吐時の絶食方法と実際の状態と経過「まとめ」

 

結局のところ、犬も人も同じですね。

愛犬ゆず子さんの主治医が言っていた言葉です。

 

 

言葉を話せない動物の体調なんてわからな~い!!って思うのはわかるのですが、同じように言葉を話せない赤ちゃんや脳の病気で言葉を失った人を看るときも同じなのです。

 

目に見える症状から、どんな状態かを必死に探し出した経験はありませんか?

同じです。

 

 

犬だって熱が上がれば、呼吸の回数は増え、体は熱くなります。(耳を触るとわかりますよ。いつもより熱くなってますから)

 

よほど具合が悪ければクンクン啼きますし、寄ってきます。

ゆず子さんは目で訴え、離れなくなるんですよ。

 

普段の何気ない愛犬の動きや表情、触れた感覚etc

情報はたくさんあります。

 

 

体調が良いときの状態を覚えておくと、体調不良時にわかるようになりますよ。

一緒に過ごした時間は体調管理にも役立ちます。

 

どうぞ、最愛の家族の健康を守りながら、かけがえのない時間を過ごしていきましょう!!

 

 

今回も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

参考になれば嬉しいです(*´▽`*)