この記事の最終更新日は 2019年2月28日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

発達障害とは?

 

 

ここ数年、何かと話題に取り上げられてきた「大人の発達障害」。
まずは「大人の発達障害」について、ざっくりとお伝えしたいと思います。

 

ちょっとお堅い記事が続きますが、どうぞお付き合いくださいね!

 

 

 

目次

発達障害とは?

 

生まれつき、または出産後間もない頃に生じた脳(中枢神経系)の何らかの問題によって、人としての発達のさまざまな側面に偏りや遅れがみられるものをいいます。

引用:私は発達障害のある心療内科医、星野仁彦著、マキノ出版

 

感覚が過敏でこだわりが強い自閉症などの「広汎性発達障害」やじっとしているのが苦手な「注意欠陥多動性障害(ADHD)」などの総称で、生まれながらの脳の機能障害が原因とされています。

引用:発達障害の僕が輝ける場所を見つけられた理由、栗原類著、株式会社KADOKAWA

 

 

生まれつき、生まれながらに脳の働きの偏りが原因とされています。

「はっきりとした原因は特定されていない」というのが現状です。

 

ですが最近は、発達障害が注目されていて、TV番組で特集が組まれたり、医療分野でも研究論文が注目を集めたりしています。

少しずつですが、発達障害がどのようにして起こるのか?解明されつつあるんでしょうが、いろいろな説がありハッキリ断言されるのはまだまだ先のような感じです。

 

 

物心ついたときから、訳のわからない不安を感じてた

 

●自分はどうして他人が難なくこなすことを、なぜ同じようにできないのか?
●なぜ、人からいじめられたり、ターゲットにされるのか?
●どうして生きづらいのか?

 

物心ついたときから、訳のわからない不安の中で生きてきたんですよね。他の人も自分と同じように悩むことが多いものだと勝手に思っていました。

 

自分のように悩み続けている人間は一部だった!!なんて。

そうではないと知りちょっとショックを受けたことも・・・。

 

 

しかし、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」と診断され、生まれつきによる脳の機能障害であることを知り、脳が通常運転できないことが、こんなにも自分の生き方や生活を不便にするものなんだとようやく受け入れることができました。

 

当の本人でさえ訳がわからなくて不安で、戸惑うくらいですから、周囲の人たちには全くわからない・理解しにくい世界なのだと思います。

 

 

生きづらさと闘ってきた人が多いという事実

 

発達障害を持つ人たちは、自分が発達障害と診断される前から「生きづらい」と悩みながら成長してきています。

 

私もそうでしたが、生まれた時代が悪かったかな・・・。

残念ながら、ここでいう発達障害が認知されていない時代に子供だったもので、診断なんかされるわけがありません。

 

当事者だけが、生きづらいという事実に悩み、戸惑いながら懸命に「他人と同じように生きたい!」「物事をこなせるようになりたい!」そうやって大人になっていきました。

 

 

発達障害の症状は人それぞれ違います!

 

発達障害は総称であるため、それぞれの障害により症状はいろいろあります。

症状の出方は人それぞれですし、男女差もあります。

また、いくつかの発達障害を抱えている人もいるんですね。

 

発達障害も他の病気と同じように、病状にハッキリとした線引きができないのです。