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この記事の最終更新日は 2021年5月2日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
新型コロナウイルス感染が拡大する中、ウイルス検査もままならない状況にイライラしていましたが、朗報が入ってきましたね。
わずか15分で、新型コロナウイルス感染が判明する検査機器の3月導入を目指しているというニュースが飛び込んできました!
どのような検査機器なんでしょうか?興味津々で、調べてみたので情報をシェアしたいと思います。
目次
わずか15分!新型コロナウイルス感染判明、検査機器3月導入目指す!まずは、かいつまんでPCR法とは?
PCR法について、専門用語連発の難しい説明ばかりでねぇ・・・。
ようやく素人でも何となくわかる説明を見つけたので、「DNAの量を測るーこんなこともできるリアルタイムPCR法」から引用させていただきました。
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リンク貼ってますので、原文も読んでみてくださいね。
PCR法とは?
1985年、ケリー・マリスによって鋳型となるDNAと必要な試薬を混ぜて装置にかけるだけで、文書・書類などをコピー機で何枚も複写するように、ある 特定のDNA領域を短時間に増やす(増幅する)ことができる手法が発表されました。
PCR法は、わずか1分子のDNAから目的のDNA断片を百万倍にも増幅する方法です。
わずかな時間で大量に増えたDNAをその大きさによって分離、染色するだけで、容易に肉眼で見えて、ごくわずかな量のDNAで診断をくだせるという画期的なものです。
リアルタイムPCR法とは?
PCR法をさらに進化させた手法。特定のDNAがどの程度の量、含まれているのかを正確に測定できます。
細菌やウイルスなどに感染した場合には、感染部位などにおける細菌やウイルス特有のDNAの量を測ることにより、その病原体の量が分かり、どの程度病原体に冒されているのか感染の状況を知ることができます。
PCR法の用途について
様々な研究
感染症検査
犯罪捜査
親子鑑定
遺伝病の診断
作物品種の鑑定
生物種の分類
現在、新型コロナウイルス感染症の拭い液の検査にかかる時間は、全工程6時間かかるとのこと。しかも、手作業でひとつひとつ行われているそうです。
わずか15分!新型コロナウイルス感染判明、検査機器3月導入目指す!ジーンソックという機器とは?
元々は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、産総研)が、2001年に米国で発生した炭疽菌事件をきっかけとして、「迅速」 「小型化」を目指した新規PCR技術の研究を開始したそうです。
その後、PCR技術の研究は、産総研発ベンチャーである株式会社ジェイタスに受け継がれますが、杏林製薬に吸収合併されています。
特徴として、
・機器が小型(362(W) ×291(D) ×154(H) mm、重量は4kg)
・5 ~ 15分間で目的遺伝子を定量できる(検出対象・測定条件によって異なる)
・目的遺伝子の増幅がモニターで確認できる
・本体と検出ユニットの構成、検出ユニットは最大4台まで増設可能
・迅速、小型、かつ消費電力が少ない
「早いの美味いの安いの~♪」みたいな感じですね。
杏林製薬のジーンソックについては⇒ジーンソック製品情報|杏林製薬HP
わずか15分!新型コロナウイルス感染判明、検査機器3月導入目指す!神奈川県から新検査薬の朗報も!!
と、記事をまとめてる間に、今日は神奈川県の神奈川県衛生研究所などのチームと理化学研究所が共同で、新型コロナウイルスの新検査薬を開発したというニュースが飛び込んできました!
PCRと比べて大幅に時間を短縮でき、30分ほどで検出が可能になるとのこと。
今後県内で実証実験を行う予定だそう。早期に実現しますように・・・。
私はこのニュースを仕事中の車のラジオで聞いたのですが、不思議に思ったのが、こういうニュースがなぜ国から出ないのだろうか?ということ。
今の状況を政府が指揮をとって対応できていないという証拠なんでしょうね・・・。
わずか15分!新型コロナウイルス感染判明、検査機器3月導入目指す! まとめ
医療現場では、いろいろな機器がありますが、どんどん小型化されて、有能な機器が開発されています。
検査の時間が短縮され、新型コロナウイルス感染の疑いがある方に対して、早期に対応や治療ができるのは、本当に喜ばしいことです。
どこで感染してもおかしくない状況ですから、政府には「思い切った対応を」と、声を大にしてお願いしたい!!です。