この記事の最終更新日は 2021年3月28日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

発達障害者の心に届く言葉たち。精神科医・本田秀夫医師のプロフェッショナル

 

2019年10月28日(火)NHKのプロフェッショナル「あなたらしく、笑顔で生きて」をたまたま視聴。30年、発達障害を診療している精神科医本田秀夫先生のお話でした。

 

発達障害の当事者であるミムラにとって、主治医同様、心に届く言葉をかけてくれる先生だなあと思いました。

 

番組を見ながら、ミムラに届いた言葉の数々を、ただただ箇条書きでまとめただけではありますが、どうぞご覧ください。

 

目次

発達障害者へ届く言葉たち、発達障害スペシャリスト本田秀夫医師の診療に対する思い

 

・治療はしない

診療とは思っているが治療ではない。治療でなくなるものではない。訓練や薬で抑えようとしない。

 

・相手を絶対に否定しない

相手のすべてをリスペクトする

何気ない対話から相手の心を探る、興味のツボを探す、そこからさりげなく本題にせまる。対話中心の診療

 

・ゆっくりと、ゆっくりと歩いていこう

 

発達障害でも自分らしく笑顔で生きる

 

 

・普通とは何か、普通って何だろう?

その人にとっての幸せとは・・・。

 

・発達障害、当てはまる人はたくさんいる

 

 

発達障害のスペシャリスト、本田秀夫先生自身が持っている発達障害特徴の数々

 

●毎朝、同じゲームをする

●一日3食ヨーグルトをたべるこだわり

●ギリギリになるまで集中できない

 

実父はアスペルガー症候群の気がある

好きなことにのめり込む性格

 

 

精神科医・本田秀夫医師の発達障害診療への試行錯誤

 

・発達障害の症状を抑える治療がメインだった

 

・改善する兆しはなく問題行動は減らない、どうしたら?

おもちゃで遊ぶのをやめない子供と一緒に遊んでみたら、問いかけにこたえるようになった

 

・治療して子供を変えることは本当に正しいのか?という疑問

 

・発達障害の特徴は悪いことではない、特徴なのではないか?

 

・発達障害の特徴を前向きにとらえる治療が始まった

辛い思いをしている人たちはいっぱいいる。普通とは幸せとは何か・・・

 

発達障害でも自分が自分でいていい

 

 

発達障害者の大きな精神的特徴と、気持ちの持ちよう良い加減とは?

 

・周りの反応などを気にしすぎてしまう過剰適応

突然気持ちが落ちることもあり

 

・気持ちの落ち込みの差が小さいといい

パワーのある時、パワーの無い時の差

 

・ゆっくりと、ゆっくりと歩いて行こう

 

 

精神科医・本田秀夫医師の講座から。発達障害ってこんな人たち!(おまけ)

 

・目先のことに目が向きがち、長期的なビジョンを忘れる人

・ときどき高いパフォーマンスを示すことがあるが、通常はパッとしない人

・完璧は目指さない

・コツコツよりも一発勝負

・前もってよりもギリギリセーフ

・ADHDはアバウトな人たち

・失敗に懲りない人たち

・視覚的構造化(目で見て思い出す、リカバリー策)

 

 

まとめ

 

発達障害当事者のミムラとしては、「自分が自分でいていいんだ」「無理に治さなくていいんだ」ということを再確認し、自らが本田先生のカウンセリングを受けたような錯覚さえた番組でした。

 

発達障害は複雑に絡み合った様々な特徴を持つ、少数派の人たちのこと。

この記事を読んで、心に届いた言葉があったなら・・・幸いです(*´▽`*)