この記事の最終更新日は 2021年5月2日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
内容がわかりやすく、理解しやすかったADHDを知るためのおすすめ本6冊を
紹介します。
おすすめ度は★5つを最高としてます。参考にしてくださいね!!
お医者さんが書いているADHD・発達障害を学ぶためのおススメ本・2冊
1.私は発達障害のある心療内科医 (「いつも生きづらさを感じている人」への処方箋):星野仁彦
おすすめ度:★★★★★
私は発達障害のある心療内科医 (「いつも生きづらさを感じている人」への処方箋)
著者の星野先生はADHD当事者であり、精神科のお医者さんでもあります。自分が医者になってからADHDの症状が「まるで自分自身のことではないか!」と気づいたといいます。パズルのピースがピタッとはまるような感じがした、と。
私も物心ついたころから感じていた自分自身への違和感が、たまたま研修で知った発達障害とピタっと一致したとき、星野先生と同じ体験をしました。
星野先生の幼少期からの様々なADHDのエピソード、事例を含め研究してきたことをわかりやすく本に書かれています。まるで自分のことが本に書かれているのでは?と錯覚を起こしてしまうくらい、詳細な内容の本になっています。
2.女性のADHD (健康ライブラリーイラスト版):宮尾益知
おすすめ度:★★★★
女性特有のADHDの症状が紹介されています。一般的に知られているADHD症状にちょっと納得いかない部分があったのですが、この本で女性ならではのADHDを知ることができました。
はじめに紹介した星野先生の本、私は発達障害のある心療内科医 (「いつも生きづらさを感じている人」への処方箋)と一緒に読むと、よりADHDについて知ることができるのでは、と思います。
著者自身がADHD当事者、おすすめ本4冊
ここからおすすめしていくのは、著者自身が発達障害があり、自身の体験を綴っている本です。
まずは、漫画家・沖田×華さんのマンガ3冊からご紹介!!沖田×華さんは、自閉症スペクトラム(アスペルガー)、ADHD、LD(学習障害)3つの発達障害を抱えている漫画家さんです。
自身の体験をマンガにしているので、とってもわかりやすいです。
3つの発達障害の中で強く出ているのが自閉症スペクトラム(アスペルガー)ですが、ADHD症状もネタにしているので、ADHDの人が読んでも「そうだね~!!」と共感できる部分がたくさんあります。
沖田×華さんのマンガは、複数の障害を持っている事例として参考になります。
おすすめ度:★★★★(ADHDメインではないので★4つ)
1.ニトロちゃん: みんなと違う、発達障害の私 :沖田×華
ニトロちゃん~みんなと違う、発達障害の私~ (光文社知恵の森文庫)
2.毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で:沖田×華
3.ますます毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で:沖田×華
4.発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由:栗原 類
おすすめ度:★★★★★
本人のADHD症状や体験のみだけではなく、実母や主治医のコラムや解説が入っているのですが、これがとても参考になります。
特に良かったのは、実母がどのように子育てをしてきたのか書かれていること。さらに主治医の解説やアドバイスが書いてあること。
類さんのお母さんの子育てはとても丁寧で、自分の子供がADHDを持っていなくても、参考になることがたくさんありますよ!!
今、子育て進行中のお母さん・お父さんたちにぜひ読んでいただきたいな。
いかがでしたか~?
あまり多くはありませんが、私自身が一番欲しい情報を得られた本を紹介させていただきました。
最近の発達障害ブーム?のおかげで情報や本はたくさん増えてますが、私は正直、消化不良気味です。多すぎる情報は迷いが生じますからね。
それと、本で得られるADHDの症状は人によって程度の違いがあることも知ってくださいね。ハッキリとした線引きができないのは、どの疾患でも同じです。
病気に対しての理解がすすんだとき、もっともっとあったかい世の中になっていくのだと信じたいな。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました<(_ _)>