この記事の最終更新日は 2021年3月28日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

新型コロナウイルス感染対策、早急に国の指針提示を求む!

 

「クルーズ船の厚労省検疫官が新型コロナウイルスに感染した」

 

このニュースが耳に入ってきたとき、とっさに「甘く見過ぎだよ、厚生労働省!!」って思ってしまいました。

 

新型コロナウイルスはまだまだ未知のウイルス。

 

ハッキリした感染経路も、感染リスクのレベルも、ほとんど何もわかっていないのに、防護服も着てなかったといいます。

 

ホント、甘すぎませんか?政府と厚生労働省は・・・。

こんなんで、夏の東京オリンピックは大丈夫なんでしょうか。心配です。

 

新型コロナウイルス感染対策に対し、早急な国の指針提示が必要と思うのですが・・・。

 

目次

クルーズ船厚労省検疫官が新型コロナウイルスに感染、感染予防策は?まずは、状況を簡単に振り返ります!

 

まずは簡単に、厚労省検疫官が新型コロナウイルスに感染したニュースをおさらい。

 

厚生労働省によると、新型コロナウイルスへの感染が判明した男性検疫官は、3日夜~4日夜のクルーズ船内での作業時、乗客ら1人に接するごとに手や指を消毒。マスクと手袋を着用するなど世界保健機関(WHO)の指針に基づいて作業をしたが、全身防護服などは身につけていなかった。

引用元:読売新聞オンライン

 

う~ん"(-""-)"

未知のウイルス相手にこの対応はいかがなものか?

 

というのも、新型コロナウイルス感染の可能性のあるクルーズ客を相手にする作業ですよね?

 

体温測ったりしていた、という記事がありましたので、離れてやる作業じゃないです。思いっきり接近してますよね。

 

たぶん会話もあったでしょうし、あまりにも危機感なさすぎて呆れてしまいました。

 

もちろん、検疫官は指示にしたがってマスクや手指消毒はやっていたようですが、感染の可能性のある人と接するにはあまりにも無防備だと思いました。

 

当然上の指示でしょう、キツイ言い方かもしれませんが、上が無能としか言いようがないです。

 

 

ちなみに、ダイヤモンドプリンセス内でのウイルス検査の模様は、こんな感じだったようです。

 

 

船内放送で呼び出される

2時間ほど狭い廊下に並んだ(この間、客室の空き部屋で、防護服を着た検疫官が検体を採取していた)

20~30人は並んで待っていた(マスクをしていたのは半数程度、したくても持っていない人もいただろうとのこと)、中には具合の悪そうな人もいた

客室空き部屋で、防護服を着た検疫官による検体採取

ちなみにこの取材を受けた60代の方は、検査結果は知らされていないそう。

 

引用元:グッディ!取材から

 

 

ダイヤモンドプリンセスの船内のつくりについては、こちらが参考になると思います!⇒「ダイヤモンドプリンセス船内のご紹介」|クラブツーリズムHP

 

クルーズ船厚労省検疫官が新型コロナウイルスに感染、感染予防策は?まずは、状況を簡単に振り返ります!

 

 

豪華客船ってマンションと同じくらいの高さがあるようなんですね。そこに、たくさんの船室があるそうで。船なのに数千人がのってるってすごくないですか?

 

ランクにより窓のある部屋と無い部屋があるそうですが、決して広いとは言えない環境。空気が澱んでそう・・・。換気もしっかりとできていないのではないでしょうか。

 

あえて「感染してください!」という状況でしょうねぇ・・・。

 

 

 

クルーズ船厚労省検疫官が新型コロナウイルス感染 病院と同じように標準予防策をとれば感染は防げたのか?

 

標準予防策、スタンダード・プリコーションとは?

スタンダード・プリコーションとは、すべての人は伝播する病原体を保有していると考え、患者の疾患や病原微生物の種類に関係なく、すべての患者の湿性生体物質である①血液、②汗を除くすべての体液、分泌物、排泄物、③傷のある皮膚、④粘膜との直接接触および付着したもの、との接触が予想されるときに、手袋やマスク、ガウン、ゴーグルなどを使用すること、さらに手洗いをして医療従事者自身の防御を行うものです。

 

引用元:スタンダード・プリコーション(標準予防策)を行う必要があるのはなぜ?|看護roo!

 

クルーズ船厚労省検疫官が新型コロナウイルスに感染、感染予防策は?スタンダードプリコーション

 

 

簡単に言いますと、

①血液

②分泌物(汗を除くすべての体液)

③粘膜

④排泄物

⑤傷のある皮膚

 

①~⑤すべてのものから「感染するかも~!!!」って思いながら、接することです。

それくらい危機感持って接触せよ!!ってことですね。

 

スタンダードプリコーションで使用するエプロン・ガウン・マスクや手袋の装着手順や、取り外し方、処分などにもきちんとした手順があるのですが、ここでは割愛します。

 

しかし、ここまでしっかりと感染への危機管理ができると、感染拡大を防ぐための、ひとつの方法となるのではないでしょうか。

 

未知のウイルスを扱うのだから、大げさなくらいの対応をしてもよいと思いますが。

 

 

今回のクルーズ船のように、たくさんの人たちの感染が疑われ、密室状態である場合は感染拡大のリスクは高くなります。

 

このような事例は今後も無いとはいえないので、クルーズ船での対応や発症状況を早急にまとめて、感染予防策を早くに作るべきだし、すぐにでも実践にうつせるようにするべきと考えます。

 

 

すでに日本に新型コロナウイルスは入ってきて、感染者がいる状況です。今後は「感染を拡大させない、重症化させない」ことを前提にした感染対策をすべきではないのか。

 

今の日本では、リーダーシップを取る部署がハッキリしてないというか、いないというか。情報が溢れすぎて、国民は振り回されているように感じます。

 

 

特に感染予防方法の確立、新型コロナに対する他国からの情報など、本当に必要な情報は厚生労働省がまとめて一本化して正しい情報を発表する、方がいいような気がします。

 

それと情報というのは、1回伝えただけでは、伝わらないものです。何度も繰り返し、TVやネットを使用して情報を発信すべきと思います。

 

感染対策は一定のルールを守って、皆で実施するから効果があらわれるのですよ。

 

 

新型コロナウイルス感染対策、早急に国の指針提示を求む!

 

今日のワイドショー関連番組に出演していたドクターが、感染対策等、国の指針が全く出ていないことに懸念する声を上げていました。

 

「国はさっさと、感染に対する指針を出せ!!」ということですね。

 

 

私も同感で、国としての指針を一日でも早く出して、国を上げて対策を実施しないと、新型コロナの感染拡大と重症化は防げなくなると感じています。

 

一日も早い、国の指針提示を求めます。