見るのはほとんど医療ドラマですが、2020年冬の医療ドラマをチェック。
期待外れの医療ドラマもあったのですが、ちょっと気になるのが「病室で念仏を唱えないでください」という、原作はマンガのこの作品。
タイトルにそそられました。
「病室で念仏を唱えないでください」は、僧侶であり医者である二足の草鞋を履く医者が主人公です。
実際の現場でも、僧侶とまでいかないまでも、前職がライターで書き物が仕事だった医者とか、異色の経歴を持つ医療関係者は結構います。
「僧侶で医者」いそうでいなさそうな経歴ですが、調べてみると意外といます!!
さてさて、いったいどんな人たちなんでしょうか?また、ドラマの見どころなども予想してみたいと思います。
目次
2020年医療ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」僧侶で医者は実在した!?僧侶で医者な人たち
ちょっと検索しただけで、6名の僧医を発見!!
ほぼ共通しているのが、「人間の生死に向き合うことは、人のこころと向き合うこと。心と向き合うときに、仏教の教えがとても重要である」ということを痛感していること。
医療という現場は、人の生死に何度も関わる場所であり、その関わり方は100人いたら、100通りあり、決してひとつじゃない。
人対人のかかわりや、思いは複雑で、正解も不正解もないから難しい・・・。医学的知識だけでは、対応できないんですよね。
では、こころざしの高い6名の僧医をご紹介♪
・田中雅博(たなかまさひろ)氏
西明寺住職、医療法人普門院診療所の内科医師
・斉藤大法(だいほう)氏
埼玉県行田市・要唱寺住職、精神科医師から僧侶へ
・対本宗訓(つしもとそうくん)氏
臨済宗一派の管長という宗門の要職から、46歳で医学部へ。51歳で医師免許取得。
・栗田正弘氏
お寺の跡継ぎとして生まれたが、医学の道へ進み、医師となる。その後、仏教を学び浄土真宗本願寺派称専寺の住職となり、住職を務めながら、内科医としても勤務している
・佐々木恵雲(ささき・えうん)氏
西照寺住職、藍野大学短期大学部教授。西本願寺あそか診療所所長などを歴任。
・川島実(かわしまみのる)氏
京都大医学部からプロボクサー。プロ時代に医師国家試験合格し、医師免許取得。引退後に医師として勤務。東日本大震災後に宮城県気仙沼市の本吉病院へ。2014年、東大寺で在家僧侶の資格を取得。
おまけ!!
看護師から僧侶になった玉置妙憂(たまおき みょうゆう)さん。
おすすめの記事⇒「死にざま指南 看護師僧侶が説く」NHKクローズアップ現代+
たまたま、TVで見てたのですが、人間の死というものを知らない人たちに見て欲しいなあ・・・と思った番組だったんですね。
そしたら、記事になってましたので、よかったら読んでみてください。「人が死を迎えること」とはこうなるんだ、というのがわかります。
2020年医療ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」僧侶で医者は実在した!?僧医の重要な役割とは?
作者のこやす珠世さんは、「『僧侶が医者なんて奇をてらっている』連載当初はこんなこともよく言われました」とコメントしています。
奇をてらうとは、「気を引くために、奇妙で風変わりなことをする」こと。
ちゃんと調べてみると僧医は実在してますし、僧侶以外でも、別職種から医者になる人はたくさんいます。
僧医とは・・・
「僧医」は、もともと医学史にも必ず出てくる伝統的な存在です。
昔は、仏教の修行とともに医療の知識や技術を持った僧医が、薬草などを処方し人々の苦しみを癒していました。
現代の僧医とは?
医療者と宗教者の二つの視点を持つ医師として、とくにホスピスや緩和ケア分野で注目される存在になっているそうです。
現代僧医の役割とは・・・
私たち人間は心と体を併せ持った存在です。人の魂に触れることのできる僧が、実際に医師として心と体を併せ診る「僧医」となり存在することが、今の時代には必要ではないかと考えました。
と、対本先生は看護rooの記事の中でおっしゃっています。
対本先生の記事⇒「医療と宗教を身近に―「お坊さん医師」が考える死との向き合い方」
人は病気になったり、死に直面したり、死に近づいてくると、これまでの人生を振り返り、いろいろなことを考えたり、悩んだりします。
この時、医師や看護師などの医療スタッフが、メンタルフォローできるといいのですが、実際しっかりとメンタルフォローができているかは、甚だ疑問です。
忙しい医師や看護師に遠慮する患者さんはめずらしくありません。というかほとんどの患者さんは遠慮してます。ナースコールを押すのすら、ためらっているのです。
このような現状を踏まえてみても、心と体を併せ診る「僧医」の存在は医療現場においてかなりのウェートをしめると思われます。
そういう部分が、ドラマ「病棟で念仏を唱えないでください」で描かれると、かなり見ごたえのあるドラマになるのではないか?と思います。
期待したいですね!!
2020年医療ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」僧侶で医者は実在した!?主演の伊藤英明は丸坊主!体当たりの演技を期待したい!!
主演の伊藤英明さんは、12年ぶりの連続ドラマ主演となるそうです。主人公・松本照円に扮するために、原作者の希望に沿い「丸坊主」になって挑みます!!
伊藤英明さんの丸坊主、意外と似合っててカッコいいです~( *´艸`)
TBSドラマというと、同じく医療ドラマ「仁~JIN~」「コウノドリ」も手がけてますし、大いに期待したいところです。「仁~JIN~」の出来はかなりの高評価でしたからね。
そういえば一緒に出演する、中谷美紀さんは「仁~JIN~」にも出演してましたね。
放送は、2020年1月17日金曜日 夜10時スタート!(初回15分拡大)
TBSの医療ドラマのつくりは、リアルさがきちんと表現されてると思います。
何と表現したらいいのか・・・安っぽい映像ってあるじゃないですか!!役者さんの動きや術場の手技がいまいちだったり、カメラワークとか、映像の質とか、衣装や小道具とか・・・。
いいドラマは、映り込むものすべてに手を抜いてない。
TBSの医療ドラマのいい部分が、「病室で念仏を唱えないでください」でも表現されることを、望みます。
「病室で念仏を唱えないでください」原作本は、現在6巻まで発売中!!
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