2020年の今期は、たくさんの医療ドラマが放送されてますね。
正直全部見比べてみたいところですが、今回ミムラが見ている医療ドラマは、「病室で念仏を唱えないでください」の1本。
「病室で念仏を唱えないでください」6話まで見てきましたが、ドラマの率直な感想を勝手に語ります~(*´▽`*)
目次
2020年医療ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」6話までの率直な感想語ります!第1話、こなれてない感にあれっ?
「病室で念仏を唱えないでください」の原作のマンガ、第一話を読み「これは面白いかも・・・」ってワクワクしてドラマの放送を迎えました。
緊迫した緊急の現場から・・・あれ?ちょっといまいちか。
何ていうんですか?ついつい「コードブルー」(フジ)のあの緊張感とこなれ感を比べてしまい、なんか違う?という気持ちが沸き上がる。
役者さんたちの役になり切れていない、こなれてない感が見え隠れしていて、先行き不安・・・。こんな調子で今後も進んでいったら、見る気失せるかも。
役者さんたちの手探り状態が見えてしまいました。すると、ドラマに入りこめないんですよね。
で、中谷美紀演じる女ドクターが笑顔で処置するのに違和感!!
彼女の無意識な表情がそうなのか?あえての笑顔??
でも、救急の患者が搬送されてきた緊張感ある現場では、ちょっと違うかな~・・・。
んん・・・
原作本の第1話が面白かったので、ドラマもちょっと期待してたんだけど、ドラマの第1話はちょっと期待外れな感じ。軽さだけが目立つ感じ。
1話のみでは、判断ができない!!
第2話以降に期待してみることとしました。
2020年医療ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」6話までの率直な感想語ります!第2話以降の内容はOK、役者の演じてる感が薄れてきた?
救急救命センターに運ばれてくる患者たちと、患者に向き合う医者たちと、そのドラマが面白くなってきました。
毎回ゲスト俳優さんを迎え、ほぼ1話完結型ですが、メイン役者さんたちの話は続きとなってるつくりです。
ゲスト俳優さんたちは、違和感なく患者さんとその家族になりきっています。メインの役者さんたちは?というと・・・。
2話以降は、役者さんたちの役をつかんだ感が見えて、余裕あるという感じ。話だけに集中して見られるようになりました。
主人公の松本先生は、悟りを開いた僧侶&ドクターではなく、精神的には思いっきり未熟者。周りのできた大人たちから気づかされてばかり。
患者からは「縁起でもない!!」と嫌がられ、同僚の医者からは「暑苦しい!」とウザがられ(笑)
それでも未熟なりに、悩みながらも僧侶とドクターの両方の立場を両立していくうちに、ひとり、ふたりと松本先生を慕う患者や同僚が増えていく。
松本先生が働く現場は救急救命室。命を救うことが仕事です。
ですが、命が救われても、心が救われていない患者のなんと多いことか・・・。
患者たちの言葉に、ちょっとした表情の変化に、態度に、敏感に感じながら、僧侶としてただただ患者の言葉に耳を傾け、時には怒り、涙を流し、患者たちとの信頼関係を築いていく。
はじめはバカにするように接する同僚のドクターたちも、いつの間にか、自分の信念を曲げず、体当たりの松本先生に感化されていくのですよ。
そこに感動して涙したり、どこか自分自身のことを重ね合せてみたりするのです。
特に、患者さんたちが松本先生と接するうちに、心癒されていく過程がなんともほっこりします。医療ドラマのいいところは、そういうところなんだと思うのです。
第5話の在宅での看取りの話は、とっても良かったですね。
親族一同が揃う在宅での終末期(老衰)の場面。松本先生、点滴をしようとすると、親戚ご一同から「延命や処置はしません」とシャットアウト(笑)
今は、患者と家族が死に方を選ぶ時代。
今にも亡くなりそうなおじいちゃんを前に、親戚ご一同の思い出話が始まり、泣いたり笑ったり。
そうやっているうちに「ご臨終です」となるのですが、みんなの思い出話を聞きながら、おじいちゃんは一筋の涙を流して亡くなります。
穏やかな死に顔。素敵な見送り方です。
ミムラの望む死に方は、延命せず(人工呼吸器はしない)・食べられるだけ・飲めるだけで点滴はしない・だけど苦しいのや痛いのは嫌なので、酸素投与と痛み止めだけはやってもらいたい、というのが希望。
いろんな思いを重ねながら見られるドラマになってるなあ、と思いました。
実際の現場では、チャプレンと呼ばれる院内牧師の存在は以前から知られています。が、院内僧侶(日本型チャプレン)はこれからの存在です。
2011年の東日本大震災後から東北大学で臨床宗教師の育成も始まっているとのことでした。
本来、仏教の方が多い日本では、僧侶の方がしっくりくると思うんですけどね。
2020年医療ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」6話までの率直な感想語ります!ムロツヨシの演技にマジでムカつく!!
ムロツヨシ演じる濱田先生は有名な心臓外科医。
松本先生とは過去に出会っていて(といっても当の松本先生は全く覚えてないんですけど)因縁の対決を・・・と言いたいところですが、意外とちっちゃいところで戦ってます(笑)
処置の応援を断ったり、病院の食堂のピロシキを取り合ったり・・・
この濱田先生が腹の底で、本当は何を企んでるのか?
自分の私利私欲のためなのか?患者のためなのか?ホントは救急に手を貸したいと思ってるのか?
ムロツヨシ演じる濱田先生が登場すると「キタ~~~っ!!」って思わず声が出てしまうのと同時に、なんかムカつくのですよ。
もう、表情や言動もイラっとするし、「コイツ何企んでるんじゃ~~!」ってなる。
視聴者にそう思わせる演技ができるってすごいですよね。
でも、濱田先生を慕う患者さんたちもいて、その場面は微笑ましいんですよ。だから、ホントはめっちゃいい先生でいて欲しい希望大です。
子供ちゃんの患者さんに手編みのぬいぐるみをあげちゃうという、意外な趣味とお茶目な一面を持ち合わせている先生なのでね。
ムロツヨシさんはじめ、脇役さんの演技もおもしろいドラマとなってます。
6話を終えて、ドラマもいよいよ後半戦に入りました。今後の展開を期待しながら、7話以降も視聴していきたいと思います(*´▽`*)